厚みの比率は入射線に沿って見た重なりであり、撞く強さではありません。同じ大きさの球では既知の厚みが基準になりますが、その中間には中間の照準が必要です。
接触時の厚みを読む
最初に厚みを決め、その後で速度、横回転、スロー、台の状態を別々に評価します。
角度の式を導く
球の直径に対する重なりをf、半径をrとします。接触時の中心の横ずれはb = 2r(1 − f)です。的球が中心を結ぶ線へ進む理想形ではsin θ = b/(2r)、したがってθ = arcsin(1 − f)です。
これは球間摩擦のスローを除いた衝突幾何です。角度は入ってくる手球の線に対する的球の方向であり、手球の出射角ではありません。
計算した基準値
1/4の厚みではf = 0.25なのでθ = arcsin(0.75) ≈ 48.59°です。半球ではθ = arcsin(0.5) = 30°です。角度の刻みは等間隔ではありません。値は小数第2位まで丸めています。
| 重なり f | 理想カット角 θ | 中心の横ずれ b/r |
|---|---|---|
| 1 | 0° | 0 |
| 3/4 | 14.48° | 0.5 |
| 1/2 | 30° | 1 |
| 1/4 | 48.59° | 1.5 |
| 1/8 | 61.04° | 1.75 |
表で誤差を切り分ける
意図的な横回転を使わず、妨げのない固定配置から始めます。速度をそろえて正面、半球、1/4を試します。予定の厚み、観察した的球方向、実際の手球経路を別々に記録し、その後のクッションや得点より先に最初の衝突を評価します。
横回転で結果が変わったら、実際の厚みとスローを確認します。スクワートやスワーブは実際に送った線を変え、球間摩擦は的球を理想的な中心線からずらし得ます。最終経路の変化だけでは原因を特定できません。
半球の中心から端への狙いを視覚的な確認に使います。表の中間角度は既知の厚みに丸めず、基準の間で調整してください。